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愛!勇気!元気!広げよう幸せの輪!

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葉月里緒菜、篠田監督の引退映画に出るため

葉月里緒菜、篠田監督の引退映画に出るため戻ってきた
 昨年10月にハワイ在住のすし職人と電撃結婚し、わずか3カ月で離婚した女優、葉月里緒菜(26)が4日、都内ホテルで行われた映画「スパイ・ゾルゲ」の会見に出席、約1年半ぶりに芸能活動を再開させた。同作は葉月にとって父親的存在の篠田正浩監督(71)の引退作品。「この映画に出るため日本に戻ってきた」と離婚のダメージは全くなし。堂々と芸能界復帰の初日を飾った。

 一昨年8月の女優休業宣言から1年8カ月。その間、結婚、離婚と波乱の人生経験を積んだ葉月の登場を、数十台のカメラが追った。

 盛んにたかれるフラッシュの光に、戸惑いどころか、生き生きとした表情を見せる葉月。前日は緊張のあまり一睡もできなかったというが、どっこい、「いざここに座り皆様を前にすると…あまりブランクを感じませんね」とアッケラカ~ン。

 続けて「最も尊敬し崇拝し芸能界の父である監督の作品をやらなければ後悔する、と思い日本に戻ってきました」と臆(おく)せず、女優復帰の決意表明。以前よりこけた頬、ほっそりした体とは正反対の、ぶっとい女優根性を見せた。

 同作は篠田監督が10数年来温めてきた企画で実は、数年前に葉月に出演交渉をしていた。ところが、ちょうど女優休業を決めた葉月は依頼を固辞。その後、渡米し、昨年10月、ハワイですし職人のギャレット・ウォン氏(34)と電撃結婚した。

 蜜月は続かず、日本に舞い戻った葉月は今年1月の離婚直前、報道陣に囲まれた際、「私はもう芸能人じゃありません!」と叫んで取材を拒否したことも。そんな彼女に救いの手を差し伸べたのが、映画「写楽」で花魁(おいらん)役に抜擢(ばってき)し、続く「梟の城」でも女優・葉月の成長を見守ってきた篠田監督だった。葉月から出演を希望する電子メールをもらったという篠田監督は「ブランクを必死に取り返す努力をしてくれるはず」と期待を込めた。

 葉月は、主人公のロシア人スパイ、ゾルゲの日本妻で愛人の三宅華子役。「カメラの前に立ち、はたして以前のように女優の仕事ができるか、不安や戸惑いはある」と本音も漏れたが、「1年半の間、あちこち旅し、いろいろなものを見て、いろいろな人に出会った。すべてが無駄にならぬようこれを生かさなければならないと思う」と心に期していた。

★“ゾルゲ”は二コール・キッドマンの恋人

 主人公ゾルゲを演じるイアン・グレン(41)は、映画「トゥームレイダー」でアンジェリーナ・ジョリーの敵役を演じたスコットランド・エジンバラ出身の俳優。

 ロンドンの大ヒット舞台「ブルー・ルーム」で共演した女優、ニコール・キッドマンとの交際が話題となり、当時、夫の俳優、トム・クルーズが激怒。現在は恋人関係にあるといわれる。

 帰国子女(米国・シカゴ)の葉月とコミュニケーションはバッチリ。葉月の印象を「美しく才能に恵まれている。心ひかれています」と語り、早くもいいムードだ。

★岩下志麻、監督に感謝の言葉かけられ思わず涙

 “極妻”の目にも涙が-。篠田監督の夫人で女優、岩下志麻(61)は夫の最後の作品に特別出演。監督に「これまで、内助の功どころではない助けをしてくれた」と感謝の言葉をかけられ、目をうるませた。

 岩下は引退作品に挑む夫の姿をメモリアルフィルムにするため、自分の手で収めようと、撮影現場にホームビデオを持参。「自分でカメラを回し…」と話した際も感極まり、言葉を詰まらせた。同作にかける監督の執念を間近で見てきただけに「クランクインを間近にして胸がいっぱい」と喜んだ。

 一方で、「もうこれほど苦労をしないで静かな毎日があってもいいと思う」と夫が体を休め、穏やかな夫婦の日々を願う思いも吐露。自身の“連鎖引退”については、「この作品後、演技の燃焼度がうせていなければ女優は続けるつもり。その時点で判断したい」と語った。

■スパイ・ゾルゲ

 昭和8年、スターリンによって日本に送り込まれ、太平洋戦争開戦前夜まで国家機密をモスクワに送り続けたロシア人スパイ、リヒャルト・ゾルゲ(イアン・グレン)と、ゾルゲに国家機密を通報する新聞記者の尾崎秀実(本木雅弘)らの姿を通し昭和という時代を描く。

 共演は小雪、夏川結衣、永澤俊矢ら。今月6日に北九州市門司港でクランクインし、上海、ベルリンなどでロケを行う。総製作費20億円。エンディング曲は故ジョン・レノンの名曲「イマジン」、衣装デザインを森英恵さんが手がける。東宝配給で来年公開。



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